障害児家庭の家づくり|最初に考えた7つのこと【安全・音・将来まで】

障害児家庭の家づくりは、一般的な家づくりとは少し考え方が違います。

我が家が最初に考えたのは「おしゃれな家」ではなく、生活が回る家でした。

障害児家庭の家づくりでは次のような問題があります。

障害児家庭の家で重視すること
  • 安全
  • 癇癪への対応
  • 見守り
  • 将来の介護

これらを中心に考えた結果、家づくりの方向性がはっきりしました。

ノートくん

家づくりを進める前に大事なポイントを整理したよ

しおりちゃん

同じような家庭の人は参考にしてみてね

この記事では、障害児家庭の家づくりで考えた7つのことを実体験ベースでまとめています。

これから家づくりを検討している方の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

ノートくん
-3児の父で会社員

障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
このブログでは、障害児家庭として実際に家づくりを進める中で感じたこと、悩んだこと、役立った情報を、同じように悩む家庭の判断材料になるよう発信しています。
暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。

まずはこちら【原点と心の記録】

この記事を書いた人

ノートくん
-3児の父で会社員-

障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
このブログでは、障害児家庭として実際に家づくりを進める中で感じたこと、悩んだこと、役立った情報を、同じように悩む家庭の判断材料になるよう発信しています。
暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。

まずはこちら【原点と心の記録】

目次

❶ 安全|まず最初に考えたこと

障害児家庭の家づくりで最初に考えたのは、安全です。

発達障害や自閉症の特性を持つ子どもがいる家庭では、家の設計そのものが生活のしやすさに直結します。

障害児家庭の確認が必要なこと(安全)
  • 飛び出し
  • 階段

この3つは特に気をつけました。

ノートくん

それぞれの接続箇所は安全面で特に重要だよ

飛び出し対策

息子には衝動的に動く特性があります。

飛び出しのリスクもありますが、我が家が特に想定したのは「親が目を離さなければならない瞬間」でした。

目を離さなければならない場面
  • トイレのとき
  • 料理のとき
  • 洗濯のとき

そのため各部屋には、両側から開閉できるサムターン錠を設置予定です。
今住んでいる賃貸にも同じ仕組みがあり、おそらくペットの脱走防止用だと思いますが、ここからヒントを得ました。

しおりちゃん

どうしても目を離さないといけない場面もあるからね

▶両側サムターン錠についてはこちらの記事で詳しく整理しています。

現在は息子の手が届かない位置に鍵を設置していますが、将来の成長を考えると油断はできません。

支援学校に通うことで少しでも危険行動が減ることを願っています。

窓の設計

我が家は、あえて吐き出し窓を採用しませんでした。

理由は3つあります。

吐き出し不採用の理由
  • 断熱性能への影響
  • 安全性への懸念
  • プライバシー保護

息子はカーテンを頻繁に開け閉めしたり、窓に体当たりすることもあります。
そのため、高い位置の窓を中心に設計しました。

ノートくん

割れると本人がケガをする可能性もあるからね

また、クールダウンルームや浴室にはFIX窓を採用しています。
これは担当者からの提案でした。

我が家の生活スタイルに合っていると感じ、いくつかの場所で採用しています。

▶クールダウンルームを検討した記録はこちらの記事でまとめています。

階段の安全

階段は、リビングから行き来できる導線にしました。

階段の入り口に扉を設置して、両側サムターン錠を組み合わせています。

また階段は一直線ではなく、90度曲げた設計にしました。
理由は、転倒時の落下距離を短くするためです。

さらに階段下のスペースは収納にしています。

ここには我が家の必須アイテム「CT-WAGON」を収納予定です。

しおりちゃん

WAGONはまだまだ活躍してもらうよ

▶CT-WAGONを通園で使用している実例はこちらの記事でまとめています。

❷ 音問題|家づくりのきっかけ

実は家づくりのきっかけは、賃貸での足音トラブルでした。

▶賃貸で苦情を受けたときの記録はこちらの記事にまとめています。

賃貸トラブルで得た音問題を家づくりに活かしました。

ノートくん

今思うと、この出来事がなければ持家は考えていなかったかもね

足音

持ち家にすることで、足音問題は大きく改善されます。

子どもたちが2階で走り回る可能性もありますが、「子どものすること」と割り切る予定です。

むしろ自由に遊べる環境を作れることは、親としては満足度が高いと感じています。

しおりちゃん

どちらかというと目一杯、遊んでほしい

防音対策

一番気になったのは、窓です。

窓は、断熱や防音など家の弱点になりやすい部位です。
その観点から、最初は「電動シャッター」を検討しました。

▶窓の電動シャッターについて詳しく解説されている記事があったので参考にしてください。

しかし、電動シャッターはかなり高額です。

電動シャッターの価格
  • 1箇所10万円程度
  • 10箇所だと約100万円

※使用する部材や施工する会社によって値段は変わります。値段について詳しく知りたい方は検討先の担当者に聞いてみてください。あくまで我が家の一例です。

ノートくん

気になっていたから担当者に聞いてみたよ

▶信頼できる担当者をみつける重要性についてはこちらの記事でまとめています。

予算の面も考慮して我が家では、深めの防音カーテンで対応することにしました。
そのため、カーテンレールをあえて高い位置に設置して窓を覆うスペースを多く取りました。

電動シャッターは魅力的でしたがメンテナンスや故障のことも考え、我が家は採用しませんでした。

近隣対策

我が家は東側が隣家と近いため対策の必要がありました。

東側に設置した設備
  • 各種収納
  • 壁付けの背面敷キッチン
ノートくん

隣家との間にスペースをつくることで音を抑える工夫をしたよ

東側を生活空間と直に隣接させないことで音問題の対策としました。

また、東側には窓をほぼ作っていません。

息子の奇声や癇癪による近隣トラブルを避けるためです。

❸ クールダウンルーム

我が家の家づくりの中心になったのが「クールダウンルーム」です。

発達障害の特性として感覚過敏やコミュニケーションの難しさから癇癪(メルトダウン)が起こることがあります。

▶癇癪の原因を我が家なりに考えて整理した記事はこちらです。

我が家では、クールダウンできる場所として3畳の部屋を設けました。
普段は開放することで、リビングの一部として使える設計にしています。

また、使用する床材はクッションフロアを採用しました。

▶クッションフロアの特徴についてわかりやすく解説されている記事があったので参考にしてください。

クッションフロアは、掃除がしやすくケガのリスクも抑えられます。

「安全」「見守り」「動線」は生活の質を左右します。
我が家は条件を伝えて間取りの提案も受けました。
具体的な図面になると必要なもの・不要なものが一気に見えます。

▶︎ 条件に合わせた間取りを無料で作成してもらう

❹ 見守り動線

我が家の1階は、あえて廊下を作っていません。

玄関 → リビング → 各部屋

という構造です。

リビングから全ての部屋に行けるようにしました。

リビングと隣接する部屋
  • トイレ
  • お風呂
  • クールダウンルーム
  • 階段
しおりちゃん

どこからでも見える配置にしたよ

理由は、死角を減らすことで息子から目を離しずらい構造としたかったからです。

キッチンの配置

一般的には、対面式キッチンが人気です。

実際、我が家も最初の提案は対面式キッチンでした。
しかし我が家は、あえて壁付けの背面式キッチンを採用しました。

理由は、息子がキッチンに侵入するからです。
対面式キッチンだとキッチンの裏が死角になります。
包丁や火元に近づく危険があったため、あえてキッチンが見える配置にしました。

しおりちゃん

対面式だとリビング側から見えないんだよね

これは現在の賃貸物件が対面式のため、実際に暮らしてみて得た教訓です。

❺ 収納

クールダウンルームには、収納を作りませんでした。

暴れた時の危険を減らすためです。

ノートくん

部屋の目的を意識して取捨選択したよ

代わりにキッチン横の収納を大きくしています。

将来の部屋

2階には、10畳の部屋があります。

幼いうちは家族全員の寝室として活用し、将来的には夫婦の寝室とする予定です。

▶5人家族が全員で寝るためにした寝具の工夫はこちらの記事で整理しています。

ここの部屋は、あえて扉を2つ付けました。
将来リフォームにより部屋を分割できるようにしています。

これは完全に親の希望です。

いつか息子が、1人部屋を使える日が来ることがあれば準備してあげるためです。

しおりちゃん

もしそんな日がきたら…
部屋をつくってあげたい…

❻ 学校

家づくりでは間取りや設備に目が行きがちですが、我が家は「学校との距離」も重要な条件でした。

障害児家庭で大事な条件
  • スクールバス有無
  • 送迎可能なエリア
  • 近隣の支援施設

障害児家庭では、住む場所が生活動線に大きく関わります。

我が家は家の場所を決めるとき、支援学校のスクールバスを最優先にしてバス停まで徒歩3分の土地を選びました。

道路が狭いなどの不安もありますが息子の生活を優先した結果です。

ノートくん

家づくりでは立地も大事だよ

❼ 将来

我が家の家づくりは、障害のある息子を中心に考えました。

一見すると、息子だけの家づくりに見えるかもしれません。

でも、

息子の安全を守ることは、家族全員を守ること

だと思っています。

障害児の子育ては、どうしても負担が大きくなります。

その負担を減らすために家の設計を工夫するという選択をしました。

障害児家庭の家づくりは、一般的な住宅設計では対応が難しいこともあります。

我が家も最初は、何から考えればいいのか分かりませんでした。

そこで役立ったのが住宅相談サービスです。

住宅相談サービスで確認できること
  • 住宅会社の比較
  • 間取りの提案
  • 家づくりの方向性

家づくりの悩みを無料で相談できます。

家づくりを始めたばかりの方は、一度話を聞いてみるだけでも参考になると思います。

【家づくり相談所】

まとめ

障害児家庭の家づくりでは、普通の家づくりとは違う視点が必要でした。

我が家が大事にしたポイント
  • 安全
  • 癇癪
  • 見守り
  • 将来

おしゃれな家よりも、安全で将来にわたり生活が回る家を優先しました。

我が家の家づくりは「障害のある息子を守る家」でもあります。

そしてそれは結果的に、家族全員が安心して暮らせる家につながると感じています。

同じように家づくりで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

▶家づくりまとめはこちら

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