子どもの障害を職場に伝えるべきか|実際に伝えて気が楽になった話

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事情がある家庭では、本人だけでなく家族全体の生活も大きく変わります。

私には普通の子とは違う息子がいます。

  • 重度知的障害
  • 自閉スペクトラム症
  • てんかん

そう、、、

いわゆる障害児家庭です。

障害の特性に加えて、てんかんという持病もあるため生活面で様々な配慮が必要になってきます。

子どもの障害を職場に伝えるべきか。

このようなお悩みを抱える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私は子どもに事情があり、急な対応が必要になる可能性があることを1対1で伝えて徐々に広めていきました。

実はお話したいことがあります

ポイントは会話の手前でワンクッション置くことです。

最初はどのように切り出せばいいのか分かりませんでしたが、だんだんとスタイルが確立されて今では自分自身の王道の伝え方になっています。

この記事では、障害児を含む3人の子どもを育てる会社員の父親として、職場に対する家族の事情の伝え方と伝えた後に変わったことをまとめます。

この記事でわかること
  • 子どもの障害を職場に伝えるべき理由
  • 伝える前のワンクッションが効く理由
  • 1対1で伝えるべき理由と具体的な場の作り方
  • 伝えた後に職場がどう変わるか
  • 誰にどこまで伝えるかの線引き

他人と違う事情は、なかなか言いだし辛いものですよね。

家族に事情があり、伝え方で悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。

この記事を書いた人

ノートくん
-3児の父で会社員

障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
このブログでは、障害児家庭として実際に家づくりを進める中で感じたこと、悩んだこと、役立った情報を、同じように悩む家庭の判断材料になるよう発信しています。
暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。

まずはこちら【原点と心の記録】

この記事を書いた人

ノートくん
-3児の父で会社員-

障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
このブログでは、障害児家庭として実際に家づくりを進める中で感じたこと、悩んだこと、役立った情報を、同じように悩む家庭の判断材料になるよう発信しています。
暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。

まずはこちら【原点と心の記録】

目次

子どもの障害は職場に伝えた方がいい?|実際に感じたこと

子どもに障害など、配慮が必要な事情があるなら職場には伝えた方がいいです。

  • どう思われるのか
  • 変に扱われないか

最初は色々と考えちゃいますよね。

怖い気持ちはよく分かります。

でも、私自身は伝えて後悔したことは一度もありません。

むしろ毎回、

もっと早く伝えておけばよかった

こう感じています。

もちろん勇気はいります。

なのでこの記事では、伝えるべき理由だけでなく、具体的な伝え方についても詳しく紹介します。

ノートくん

言いにくい気持ちは分かる。でも伝えてからの方が、圧倒的に楽になったよ。

子どもの障害を職場に伝えた方がいい3つの理由

まずは子どもの障害について、職場に伝えるべき3つの理由を説明します。

① 何気ない会話のストレスがなくなる

職場の人間関係って、可もなく不可もなくって人多いですよね。

そんな職場では、ときに悪気のない問いかけがあります。

〇〇さんのところ、来年小学校だよね?どこの小学校いくの?

絶妙な距離感だからこそ、出てきそうな世間話の一例です。

でもこの一言、障害児家庭だと地味にキツい。

ノートくん

いきなり特別支援学校って言ったら「え?」ってなるよな…

こんなことを頭の中で考えながら、適当にはぐらかす。

別に隠している訳ではないんですよ。

スッと答えれば一番いいんですけど、咄嗟の何気ない問いにはいつも言葉に詰まります。

それが、障害があることを事前に伝えていたらどうでしょう。

ノートくん

〇〇にある特別支援学校に行くんだよ

無駄な深読みをせず普通に答えられますよね。

私は周囲の人には、子どもの障害のことを伝えています。

今では職場でこんな話をごく自然にできます。

  • 特別支援学校って意外と人が多いんだよ
  • 生徒と同じくらい大人の数もいて、本当に手厚いんだよ
  • ばったり昔の知り合いに合って意気投合したよ

こんな他愛もない話を出来るだけで、職場でのストレスが減ります。

ノートくん

はぐらかすのって、なんか気になるんだよね

しおりちゃん

それが無くなるだけで、充実感が全然違うよね

他人の子どもが地域の小学校にいく話に興味がありますか?

まあ少し言いすぎかもしれませんが、実際こういう人も多いんじゃないでしょうか。

でも特別支援学校の話ならどうでしょう。

へー!そんな場所だったんだ!

こんな何気ない「へー!」が手に入り、世間話の質もあがったりしますよ。

子どもの障害があることを普通と比較して劣等感を感じるときは私も確かにあります。

でも裏返して考えれば、他人から見たときに「特別」だったりするかもしれません。

自己肯定感もあがるので、周囲への情報共有はおすすめです。

特別支援学校について気になる方は「特別支援学校の入学式はどんな感じ|不安だった親が感じた安心と実際の様子」で入学式で感じた当時の様子を詳しくまとめています。

よかったら合わせて読んでみてください。

② 突発的な休みなどで理解が得られる

障害児の育児では、生活の中で配慮が必要な場面が多いです。

特に我が家は「てんかん」といった持病もあります。

  • 急遽、休む必要がある
  • てんかん発作で病院にいく
  • 施設や学校の送迎で早退または遅刻する

このように事前に予定していないことも本当に多く起きます。

あの人、また休んでいるな…

事情を知らない人から見れば、このように思う人もいるかもしれません。

でも、事前に伝えておけば違いますよね。

あぁ、〇〇さんのお子さん、てんかんがあるって言ってたな

知っていると知らないでは、本当に大きく違います。

もちろん、休むことに理由なんか不要かもしれません。

でも受け取る相手も人間です。

過度に伝える必要はありません。

家族の事情を軽く伝えておくだけ

これで状況は結構変わりますよ。

③ 自分も相手への配慮を学べる

伝えたことで、もう一つ変化がありました。

自分自身が普段の会話に対して、配慮を意識するようになったんです。

ノートくん

これは意外な副産物だったよ

  • 学校はどこに行くのか?
  • どんな遊びをするのか?
  • どんなものに興味があるのか?

会話に困ったりしたときの世間話の鉄板ですよね。

でも、家庭の事情によっては答えにくい質問でもあったりします。

相手の家族構成や情報を知っているのなら問題ありません。

もしくは、そもそもすごく仲が良かったり1対1で会話している状況などでも問題ないかもしれませんね。

もしこのような状況ではないなら、会話は受け身になるのが無難かもしれません。

だってその情報、

あなたが本当に興味があって聞きたいことですか?

多くは場を繋ぐためのありきたりな世間話の一つですよね。

これは、当事者にならないと気づきませんでした。

相手が話したいなら聞く、
過度に踏み込みすぎない、

これが今の私のスタイルです。

子どもの障害をどうやって伝える?|切り出しはこの一言から始める

今まで周囲の人に伝えることの魅力を紹介しました。

伝えるだけでも結構、勇気がいりますよね。

ただし、壁は一つじゃないんですよ。

どう切り出すか

これが結構重要です。

普通と違うって本当に大変ですよね。

自然な会話の流れで話す

こんなアドバイスをよく見かけます。

でも、はっきり言います。

障害の話を会話の流れに自然に盛り込むのは、ほぼ不可能です。

だから私はいつもこの一言から始めます。

実はお話したいことがあります

実は話したいことがあるんだ

ノートくん

相手との関係によって使い分けてね!

告白のような前置きで少し恥ずかしいですよね(笑)

でも、この一言には明確に効果があると思っています。

なぜなら、この後は決まってこう言われます。

え?どうしたの?

そう、相手が「聞くモード」に切り替わるんです。

それまでの会話がリセットされることで、こちらの話を正面から受け取る準備ができる。

カミングアウトのための土俵を作る

そんなイメージをしてもらえればいいです。

ノートくん

告白みたいで恥ずかしいけど、これが一番いいんだよね

その後の流れはシンプルです。

  • 実は子どもに障害があります
  • 知的障害で、重度の判定を受けています
  • てんかんもあり、急な対応が必要になることがあります
  • 相手の様子を見て質問に答えるか、配慮事項を伝える

これからも多く使う技になります。

一連の流れも型を作っておくと後々楽ですよ。

その後は必要により、

送迎や通院での早退・遅刻、
突発的な発作への対応など、

具体的な話をするイメージです。

カミングアウトの場所は1対1が絶対条件

大勢の前での開示は避けてください。

というより多分出来ないと思います。

全員の目線が集まる状況で重めの話をするのは、難易度高いです。

もう告白と一緒です(笑)

1対1で落ち着いて話せる環境を作ることが先決です。

しおりちゃん

大勢の前で「実はお話が」なんて言ったら、一気に静かになって全員がこっち向いちゃうよね(笑)

ノートくん

そういうこと!だから絶対1対1でしか言わないよ!

私が最初に活用したのは、職場で半年に一度ある定例の個人面談です。

仕事の目標や家族の状況を話す場として設定されているので、伝えるタイミングとしては自然でした。

そういった機会がない場合は、

少しお時間をいただけますか

このように、切り出して場を作ることもいいかもしれませんね。

上司はこれで事足ります。

しかし、周りの同僚は面談っていう訳にはいきませんよね。

1対1の状況なんてつくれない!

そう思うかもしれません。

でも私の経験上、数分程度なら意外と1対1になる場面も日常にあったりします。

来るべきチャンスに備えて事前に伝え方のシミュレーションをしておきましょう。

子どもの障害を職場に伝えた後に変わること

伝える価値と伝え方について、解説していきました。

ここからは実際に自分がカミングアウトしたことで、

どのように変わったか、
どのように感じたか、

これを等身大で、かつ忖度抜きで紹介していきます!

もちろん、全員一緒とは限りません。

職場の環境などで変化する可能性もあります。

それでも、参考程度にはなるかと思います。

「憐れむ表情」には心の準備を

ここは正直に書きますね。

伝えたときの相手の反応は、たいていこうです。

それは大変だね

無理しないようにね

家族優先でいいよ

言葉はやさしい。

でも表情は…

どこか憐れむような、
少し沈んだもような、

そんな雰囲気になることが多いです。

悪意が無いのは分かっています。

それに、私も逆の立場なら同じ表情をすると思います。

でも、その表情を見るたびに感じます。

自分の子どもは障害を抱えていて、
自分は障害児の親なんだ。
他人から見たときに大変なんだ。

こんなことを、改めて突き付けられる感覚があります。

これに対する解決策はありません。

障害の診断を受けたときも同じような感覚がありました。

でも少しずつ気持ちを切り替えて、障害があるからこそ今しなければならないことを考えられるようになりました。

なので、場数をこなして受け止める力をつけるしかないというのが私の結論です。

どれだけ願っても現実は変わりません。

やはり、伝えた後の方が楽です。

ノートくん

変わらない現実だよ。その表情を受け止める練習にもなるよ。

「小学校どこいくの?」が怖くなくなる

伝えた後に変わったのは、日常会話のストレスです。

自分のことを隠しているようで、常に悶々としていました。

以前なら、はぐらかしていた質問に普通に答えられるようになります。

支援学校の話、
通院の話、
療育の話、

自分の家族のことを気兼ねなく話せる。

周りの皆と環境は違っているけど、会話している内容は周りの皆と一緒です。

周囲に合わせたいとか、
合わせたくないとか、

そういう話ではないんです。

大事な自慢の家族を躊躇いなく紹介できるのが嬉しいんです。

自慢の家族なら躊躇う必要ないのでは?

そう思う方もいるかもしれませんね。

心でどれだけ分かっていても、いざ実際の状況になると躊躇ったりするもんです。

そうではない人もいると思います。

だからこそ、伝えておくべき意味はあると思います。

少なくとも私は、職場にいることが少し楽になりました。

伝えづらい内容は誰にどこまで?|SNS感覚で広げる

最初から全員に伝える必要はありません。

私の場合ですと、ポジションが上の人から順番に1対1で伝えていきました

伝えた人が増えるにつれて、

〇〇さんのところはそういう事情がある

職場の中でこのような認識が自然に広まっていきます。

逆に言えば、どれだけデリケートな話題でも一人に言ったら広まると思った方がいいです。

火のないところに煙は立たない

噂が広がるスピードは本当に早いです。

なんか小耳にはさんだことある!

など、噂が広がるのは良いことばかりではありませんからね。

でも今回のように伝えたいことに限っては、このプチ情報は会話の入口を広げてくれるメリットになります。

なんだか、まさにSNSで信頼を少しずつ積み上げるような感覚です。

しおりちゃん

全員に一気に言わなくていいんだよね?

ノートくん

1人ずつ丁寧に伝えていくイメージかな。SNSで信頼を積み上げる感覚と似ているよね。

まだ伝えていない人がいても焦らない

当然、今も職場でまだ伝えていない人がいます。

そんな複雑な理由はありません。

単純に1対1の機会をまだ作れていないからです。

しおりちゃん

全員に伝えないと!!

そんなプレッシャーは不要です。

タイミングを見ながら、
少しずつ広げていけばいい。

いずれ、職場の中で自分のことを知っている人で埋め尽くされます。

伝える内容の線引き

必要以上に詳細を話す義務はありません。

  • 子どもに障害がある
  • てんかん患者である
  • 急な休みが発生する可能性がある

私の場合ですと、こんな感じですかね。

診断の詳細や将来の見通しまで話す必要はないです。

職場に影響する内容だけで構いません。

相手との関係性によって内容の深さを変えてもいいと思います。

長年の付き合いがある人には少し細かく話す、そうでない人には最低限にとどめる。

そんな感じで使い分けるのがコツです。

まとめ|まず1人に伝えてみてください

実はお話したいことがあります

この一言を切り出す怖さより、伝えた後のストレスが大きく減りました。

  • 悪気のない問いかけに詰まらなくていい
  • 急な休みに不安を抱えなくていい
  • 職場で自然に家族の話ができる

意外と伝えることで得られるものが多いんですよ。

もし今、言えずに迷っているなら、まず1人だけに伝えてみてください。

上司でも、一番話しやすい同僚でも大丈夫です。

それに伝えることは、決して相手に負担をかけることではありませんよ。

むしろ、伝えた方が相手も配慮しやすくなります。

知らない状態の方が、お互いにとって不便なんです。

自分という人間の解像度が一段上がる。

案外、こんな単純なことで日常は変化します。

同じ悩みを持っている
でもどうすればいいか分からない

そんな方は、ぜひ参考にしてみてください。

※この記事は、障害のある子どもを育てる一人の会社員、そして父親としての体験談です。伝え方は職場環境や人間関係によって異なります。あくまで悩んでいる人の参考としてお読みください。

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