カップボードってなんですか?
担当者に設置の希望を聞かれた時に、思わず聞き返しました。
カップボードとは、要は食器棚と理解してもらって問題ないと思います。
ノートくんそんなものまでつけられるんだ!
まだまだ注文住宅には私の知らないカラクリがたくさんあります。
ただ、食器棚ってわざわざつける必要ある?
市販の方が安くない?
そう思っていました。
- 収納は多い方がいい?
- 家電スペースはどれくらい必要?
- 固定と後付け、どっちが正解?
実際、真剣に考え出すと悩みは尽きないものです。
最終的に選んだのが「収納を減らしてカウンターを広く取るカップボード」です。
さらに、色はあえてワインレッド(赤)という少し珍しい選択をしました。
この記事では、障害児家庭の実体験をもとに我が家があえて一般と違う設計にした理由をまとめています。
- カップボードと食器棚の違い
- 固定タイプを選ぶべき理由
- 収納よりカウンターを優先した設計の考え方
- カップボードで後悔しやすい4つのポイント
- 色をワインレッドにした理由
これから家の設備を検討する人の参考になれば嬉しいです。

ノートくん
-3児の父で会社員–
障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
このブログでは、障害児家庭として実際に家づくりを進める中で感じたこと、悩んだこと、役立った情報を、同じように悩む家庭の判断材料になるよう発信しています。
暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。
▶まずはこちら【原点と心の記録】

ノートくん
-3児の父で会社員-
障害のある息子を育てる家庭で、近隣トラブルをきっかけに本気で家づくりを考えるようになりました。
会社員として働きながら、家族の時間や暮らしをどう守るかを日々模索しています。
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暮らしの中で役立ったグッズや生活の工夫も紹介しています。
▶まずはこちら【原点と心の記録】
カップボードは「収納の量」より「使い方」で決める
カップボードで重要なのは見た目や収納量より「どう使うか」で決めることだと感じています。
我が家の設計はこうです。
- 固定タイプで安全性を確保
- 収納は最低限、残りはカウンター
- 色はワインレッドで危険を視覚化
この設計は初めて見ました。
担当者にもこう言われました。
業界歴が長い担当でも見たことのない特異な選択。
我が家がなぜこの設計にしたのか、その理由を順番に書きます。
カップボードと食器棚の違い|固定が主流な理由

まず前提として、カップボードには大きく3種類あります。
- 固定(造作・備え付け)
- セミ固定(設置+転倒防止)
- 完全後付け(家具)
注文住宅の場合、カップボードは壁に固定されるのが一般的です。
壁に直接固定することで地震対策になります。また、事前に設備として導入することで見た目がキッチンと揃ったり動線が最適化できるなどのメリットもあります。
我が家も安全面を最優先に考えて、完全固定タイプを選びました。
特に幼い子どもがいる我が家では、登ったりぶつかったりして家具が倒れる可能性があります。
しっかり固定された備え付けのカップボードは、家具としての性能を維持しつつ暮らしを守ってくれる設備になります。
一般的なカップボードのレイアウト
多くの家庭では、こんな構成が一般的です。
- 半分:家電スペース
(レンジ・炊飯器など) - 半分:食器収納
いわゆる「収納+家電のバランス型」です。
この形が一番多いですよ
担当者もそのように言っていました。
実際に我が家も最初は、この形を想定していました。
ノートくんでも、本当に自分たちに合っているのか?
特殊な事情がある我が家の正解とは?
ここで一旦立ち止まり、もう一度考え直すことにしました。
隅々まで自分たち好みの設計にできるのは、注文住宅のいいところです。
カップボード選びで失敗しないための比較ポイント

結局どっちがいいの?
ここまで見た方は、そう感じますよね。
カップボードは、それぞれの家庭で考え方が大きく変わると思っています。
まずは、それぞれの特徴を整理してみます。
固定タイプのメリット
- 地震で倒れにくく安全性が高い
- キッチンと統一感が出て見た目がきれい
- 動線に合わせて最適な配置にできる
固定タイプの注意点
- 後から動かすことができない
- 費用が高くなりやすい
カウンターを広くするメリット
- 家電を増やしやすい
- 作業スペースとして使いやすい
- 将来の家電の進化にも対応しやすい
カウンターを広くする注意点
- 収納量は減る
- 食器が多い家庭には不向き
それぞれのメリットと注意点を考えてみました。
そうしてみると重要なのは、
自分たちの暮らしに合っているかどうか
我が家はここを基準に考え直しました。
我が家が収納よりカウンターを優先した理由
結果として、我が家はこの一般的な形をやめました。
幅180cmのスペースの全てをカウンター(家電スペース)として設計しました。
収納は最低限にして家電スペースを広く取るという方針です。
理由は、大きく分けて2つあります。
- 食器がそもそも少ない
- 家電を増やす前提にした
それぞれ解説していきます。
収納を減らした理由①|食器がそもそも少ない
障害のある息子がいる我が家では、採用する食器を厳選しています。
- 割れる食器は最低限
- ほとんどが耐熱プラスチック
食器選びの基準は、単純に安全だからです。
陶器やガラスの食器は割れたとき危険ですよね。特に障害のある息子がいる我が家では、食器が割れるとパニックになったり思わず触ってしまったりする可能性があります。
なので食器は、できるだけ割れないものを選ぶようにしています。
それに、今後も大量に食器が必要になる未来が見えなかったので過度な収納は不要と判断しました。
見た目や雰囲気より、まずは安全性重視です。
そもそも使っていない食器って、意外とありませんか?
せっかく持ち家を買うなら、必要なものだけに絞る良い機会だと思います。
これを機にいっそ断捨離するとスッキリするかもしれません。
しおりちゃんこれを機に断捨離しちゃおう
収納を減らした理由②|家電を増やす前提にした
ここが一番重要です。
これからは家電が家事を助ける時代だと考えています。※あくまで個人の考えです。
近頃は、共働き家庭も増えていますしね。我が家も今後どうなるか分かりません。
そうは言っても家事が無くなる訳ではありません。足りない部分は何かで補う必要があります。
でも、根性論では解決しない。
いつか限界が来る。
特に障害児家庭では、通常より気を配る場面が多いです。
- 目を離せない時間が多い
- 手が取られることが多い
そのため「手間を減らす仕組み」が必要です。
- 電気調理鍋
- ノンフライヤー
- 自動調理家電
我が家は、こういった調理家電を今後増やしていく前提で考えました。
そのため、収納より作業スペース(家電スペース)を優先しています。
▶︎子育て家庭でほったらかし家電がどのように役に立つかはこちらの記事で詳しく解説しています。
キッチンとカップボードをワインレッドにした理由
さらに我が家では、もう一つ大きな決断をしています。
キッチンとカップボードをワインレッドにしました。
え?大丈夫?って思いますよね。
一般的には、白やグレーなど落ち着いた色が多いと思います。担当者に進められた色もそんな感じでした。
実際に家全体の色は、息子の癇癪を考えて落ち着いた色で統一しています。
▶我が家なりの家づくりにおける色選びの考え方はこちらの記事で詳しく解説しています。
視覚的に心を落ち着けることが出来ればいいなと考えたからです。
それでもキッチン周辺の設備を赤色にした理由が2つあります。
- 危険を視覚で理解させるため
- 意外とかっこよく、部屋に馴染む
それぞれ順番に解説します。
赤にした理由①|危険を視覚で理解させるため
息子は重度の知能障害があるため、言葉の理解が難しく視覚的な工夫の方が伝わりやすいです。
そこで「危険な場所=赤」という認識を持ってほしいと考えました。
信号もそうですが、赤=止まる・危険という認識は直感的に入りやすいです。
これって人間の本能なんですかね?
家の中でも同じことをやることで、本能的に危険を意識できる状態を目指すのが狙いです。
息子が安全に暮らせる力を身に付けてほしい。
そんな思いからの選択です。
赤にした理由②|ワインレッドは意外と部屋に馴染む
サンプルを見たとき、思ったんですよ。
ノートくん普通にかっこいいじゃないか
ワインレッドは、単純な赤色ではありません。
深みのあるワインレッドは、落ち着いた高級感があり、落ち着いた雰囲気のリビングでアクセントとなり意外と馴染みます。
障害児家庭ならではの意図がありつつ、見た目もかっこよくなった。結果としてとても満足しています。
カップボードで後悔しやすい4つのポイント

ここは一般論として重要なのでまとめます。
実際に、我が家も担当者から検討要素としてポイントを教えてもらいました。
① ゴミ箱スペース不足
後から必ず困ることになります。
ゴミ箱は必須なのに、設置位置は意外と盲点です。最初に確保しないと想定外の場所に設置するはめになります。
特に最近は対面やカウンターキッチンが主流なので、ゴミ箱の置き場を設計段階で考えておくことが大切です。
我が家は壁付けキッチンを採用していて、キッチン横の食洗機の下スペースをゴミ箱スペースとして活用する予定です。
そのためカップボードの下段は、備品などの収納スペースとして活用するつもりです。
▶︎我が家で実際に使っている食洗機はこちらの記事で詳しく解説しています。
② コンセント不足
炊飯器・電子レンジ・ケトルだけで3口はすぐに埋まります。
家電増設のため、カウンターを広くしたのにコンセント不足では本末転倒ですよね。
電源タップもいいですが、タコ足配線による火災のリスクや見た目がスマートでないことも気になるところです。
調理家電を複数使う予定なら、コンセントは多めに増設しておくことをおすすめします。
ちなみに我が家は、調理家電を大量に使いたいので増設してもらう予定です。
③ 奥行きのミス
- 浅い ⇒ 家電がはみ出す
- 深い ⇒ 圧迫感が出る
具体的には、45〜50cmを目安にすればいいかと思います。
これは我が家の失敗事例があります。
我が家が今賃貸で使っている食器棚は、炊飯器のコンセントが後ろについているせいで前向きに置けず、横に置いてなんとか対応している状態です。
後ろにコンセントがある家電は、その分の奥行きが必要になります。
新居では必ず確認するポイントです。
④ 収納を増やしすぎる
使わない収納が増えるだけです。
我が家のように「必要な分だけ」にするのも選択肢の一つです。
収納があると物が増える。
こんな経験ありませんか?
持ち家を買うタイミングで一度断捨離することも、生活をシンプルにする良い機会だと思います。
この設計が向いている人・向いていない人

向いている人
- 障害児家庭(我が家と一緒)
- 小さな子どもがいる家庭
- 家電を活用して時短したい人
- 安全性を最優先にしたい人
- 食器の量が少ない、断捨離したい人
向いていない人
- 食器が多くしっかり収納したい
- 見た目の統一感を重視したい
- 無難な設計の方が安心できる
家づくりは、設備ひとつ決めるにも「どう暮らしたいか」がはっきりしていると判断しやすくなります。
もし今、家づくり全体の方向性に迷っているなら、相談サービスで一度整理してみるのも一つの方法です。
我が家も実際に利用して家づくりをスタートしました。
\ 相談は無料・まずは情報整理から /
よくある疑問に答えます

まとめ|カップボードは「使い方」で決める
家具選びで重要なのは、見た目や流行りではなく「どう使うか」で決めることだと思います。
- 固定で安全性を確保
- 収納を減らしてカウンターを広く
- 赤で危険を視覚化
我が家では、このような設計にしました。
「迷わない・安全・時短」
この3つを優先したカップボードです。
もし今、家づくりで迷っているなら一度「どう使うか」から考えてみることをおすすめします。
▶︎家づくりで何から始めればいいか分からない人は、こちらも合わせて読んでみてください。







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